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飲み会

ここで計算力が光る

さりげなく会える方法をセッティング

春先に一緒のプロジェクトチームになった私と企画部の西島さんでしたが、現在ではその仕事も落ち着きほとんど会う機会がなくなってしまいました。

全く関わりあいがないというわけではないのですが、現在では経理に回ってくる仕事もルーチン化してしまい時々回ってくる領収書をもとに帳簿に入力をして処理をすれば終わりになってしまうので、何か話し合いをして決めなければいけないということもなくなってしまいました。

食堂で会ったときにそれとなく「もう終わりですか?」みたいに企画部の人に聞いてみたら、今回のプロジェクトがうまくいったらまた別の企画に利用していくようなことを言ってはいるものの、ようするに今の段階では予定は未定ということらしいです。

ですので再び西島さんと接点を持とうとするなら仕事任せにするのではなく、個人的にアピールをしていかないといけないみたいです。

せっかく気合を入れて好きそうなメガネを選んで買ったのに、とたんに接点がなくなってしまって相当テンションダダ下がりです。

最近では少しでも会える時間を増やそうと社員食堂に行く時間を計算したり、企画部の残業時間を研究して飲み会のセッティングなんかを社内に回覧したりということをしています。

会う機会を増やして好感度を上げる

昔からよく言われていることですが、気になる人からの好感度を上げるにはとにかく毎日でも顔を合わせるようにするのがいいみたいですね。

いくら好きでもしばらく会わないでいる人よりも、最初はそんなに好きではなくてもしょっちゅう顔を合わせて話をする人の方がお互いに好意を持ちやすいというのは恋愛心理学でもよく言われていることです。

つまり会う機会が激減した今はかなりピンチということになりますので、なんとしてでも一瞬一秒でも多く会えるようにチャンスを作っていく必要があります。

ただ一年くらい前と違って今では何度か話をして顔と名前をある程度覚えていてもらっていますので、社内の飲み会なんかに誘うときの抵抗感とかもなくなっているのは救いです。

とはいえ私個人の希望だけで社内の他の人も巻き込むわけにはいきませんので、何か社内のイベントの機会を見計らって自然に飲み会になるような流れを作っていかないといけません。

早速きた飲み会のチャンス

何かいいチャンスがないかなと虎視眈々と狙ってきた私でしたが、そこにまさに渡りに船の機会がやってきました。

私や同僚が以前からお世話になっていた社内の先輩が育休に入るということで、ちょっとしたお別れ会のようなものを開こうということになったのでした。

ただの飲み会や合コンだと仕事が忙しい西島さんは誘いづらいのですが、送別会ということになれば多少は時間の都合をつけて参加をしてくれそうです。

プロジェクトが終わってからはしっかり話す機会がなくなってしまっていたので、今度の送別会の企画ではできるだけ長く時間をとれるように場所やプランの設定をすることにしました。

普段はあまり飲み会の幹事は引き受けない私なんですが、お世話になった先輩のためという名目で主催メンバーに入れてもらいました。

先輩にはちょっと申し訳ないですが、会自体はちゃんと盛り上げようと思うので勘弁してくださいね。

めがね買っちゃった!

メガネ女子が好きらしい

今私の中で一番のブームになっている企画部の西島さん(仮名)ですが、同僚から人づてに聞いたところどうもメガネ女子が好きらしいです。

好きな女性なタイプはしっかりしていて仕事が出来る人というふうに聞いてはいたのですが、何かルックス的なヒントはないかな~と思っていたところ、最近になってメガネをかけた女性が好きという情報が入ってきました。

同じ芸能人でもドラマとかでメガネをかけている時の方が好きというようなことを言っていたらしく、メガネ女子になるだけで好感度数割増しという話です。

それを聞いたら私としてもあざとくメガネをかけてみようじゃないかということになり、さっそく会社でかけることができるメガネを探しに行ってみました。

私はもともと目が悪かったのですが、メガネは普段は着用せずもっぱらコンタクトを使用していました。

ですがメガネOKということなら今後はしばらくメガネキャラで行ってみようと思います。

社会人女性に向いているメガネとは?

ファッション雑誌なんかで見かけるモデルさんのオフショットにはメガネを着用されているものが多いように感じます。

ここ最近急にメガネ女子の人気が高まってきているようで、芸能人のオフショット「風」にファッションにメガネを取り入れることを推奨するファッション雑誌もあったりします。

ただ実際にメガネ選びに行って思ったのが、どんなメガネでもかければよいわけじゃなく、メガネフレームにもかなり流行があるということです。

少し前に大流行したのが「ウェリントン」型の丸みのあるフレームのメガネで、小顔効果を出すためにわざと大きめのものにするというのが一般て的な使用方法でした。

私もおしゃれメガネを買うためにそうしたウェリントンのものを見に行ったのですが、どうもメガネ選びにもいろいろなコツがあるそうで、ウェリントンは主に顔型が丸い人でないと選び方が難しいんだといいます。

メガネフレームの選び方というのでかなり細かく書かれた冊子も案内してもらったんですが、予算優先でフレームを選ぶとなかなかピッタリのものがでてこないので本当に困りました。

でもメガネってどうしてあんなお店によって値段が全然違うんでしょうね。

ちょっと奮発して高級なメガネフレーム

私が行ったメガネ屋さんのお話では、1本数千円でレンズまでつく激安メガネもいいんですが、やっぱり広いシーンで使える定番のメガネを一つ作っておいてほしいということでした。

安いメガネも質のよいものはあるにはあるんですが、ちょっとファッション性が強すぎてオフィススタイルには合わなかったり、形重視で顔にしっくりなじまなかったりということがあるんだそうです。

そこで私はもうこれは先行投資なんだと割り切り、かなり有名なブランドフレームを一つ購入することにしました。

支払いはボーナス払いになってしまいましたが、これで自信を持っていつでもかけられる「勝負メガネ」をゲットすることができます。

これを書いている今は注文をしてこれから届くという状況なので、一日も早く会社にかけていきたいなと思って今からわくわくしています。

聞いた情報

同僚から彼のタイプの女性を聞いちゃった!

思わぬところから重要な情報が

仕事仲間としてではなくて西島さんともうちょっと親しい関係になれないかなと思っていた私ですが、なんと先日思わぬところから重要な情報を得ることができました。

同じ経理部には以前私と一緒に西島さんを含めた数人での飲み会に参加をした人がいるのですが、その人がどうもここ最近西島さんと同じ企画部にいる別の男性と付き合いだしたそうで、そこから伝聞で女性の好みについての話が伝わってきました。

私が以前から西島さんを気にしていることは同僚の女性(Sさん)もよく知ってたことなので、それとなく彼氏を通じて企画部の人の好みを探ってくれたみたいです。

企画部は割と年代も若いし社内でもイケメン人材が多いので、同僚Sさんはかなりうまくやったなという感じです。

とはいえ聞いてみて初めてわかるびっくり情報も多く、Sさんには本当に感謝をしています。

気になる彼の好みの女性のタイプとは

さて気になる西島さんの女性のタイプですが、やはりしっかりした考えができる女性が好きなんだということをでした。

普通結婚を意識するくらいの男性は、弱々しくて守ってあげたい系の女性を好みにするんじゃないかという偏見をちょっと持っていたのですが、西島さんはそうではなくどちらかというと自分がいないとダメというような女性はちょっと苦手なんだということでした。

そういえば一緒に出席した飲み会の時にも、社内でも有名なぶりっこ新入女子社員にはあまり自分から近寄るようなことはしていなかったなということを思い出しました。

なんでかというと昔からご両親が一緒に仕事をされていたのを見てきたらしく、一緒に仕事ができる信頼感のある夫婦というのが理想なんだというようなことも言っていたようです。

一緒に仕事をしているときにかなり信頼感を得たっぽい私にももしかしたらチャンスがあるのかも?という期待をさせてくれる言い方です。

ただし彼女の影もちょっと

もう一つ気になっているのが西島さんに今付き合っている彼女がいるかということです。

これまではわりと妄想の延長のような感じで西島さんのことを見てきたので「女性によく慣れているようだし彼女はいるかもな」というふうに漠然と思ったりしてきました。

しかし好みのタイプを聞いたり個人的に親しくなりかけてきた現在では、かなり本気で「彼女はいないでほしい」と思っています。

Sさんの彼氏情報ではどうも西島さんは詳しく食い下がってもなかなか自分のプライベートのことは口に出さないタイプなんだそうで、今でもはっきりと彼女がいるのかいないのかを確定することができないんだそうです。

知りたいような、いっそこのまま知らないままの方がいいのか複雑な気持ちです。