美肌への道は一日にしてならず
私の勤務している会社には40代であるにも関わらずまるで20代のような肌質の先輩がいます。
最初は本気で同年代の人と思い込んでいたので、あとから「あれは先輩だよ」と言われて思わず大きな声を出してしまったくらいです。
後で謝りに行きましたが、そう言われるのは慣れているとのことで特に悪く受け取られず、かえってそれがきっかけになって親しくなることができました。
その先輩とはよく一緒にランチに行くので、この前以前から気になっていた美肌のコツについて聞いてみました。
先輩いわく「美肌は一日でできることではない」ということで、やはり生まれつき何もしないでキレイというわけではなくそれ相応の努力をしていることがわかりました。
顔の部分のお肌というのはその日の健康状態がとてもよく出るので、むしろ毎朝自分の顔をチェックすることが健康管理になっているとも言っていました。
便秘のときには吹き出物が出ますし、疲れがたまってくると顔色が悪くなったり目の下にクマができたりします。
シミも突然出るわけではなく少しずつ前兆症状があってそれが次第にくっきりしていくので、それを事前に予防しておけば肌質はキープできる、と断言したところはかなりかっこよかったです。
40代になってからのケアでは遅い
その先輩の話では同級会など同年代の人と話をすると「どういう肌ケア」しているの?と聞かれることが多いそうです。
ですがそんな時にすぐに「こうすればいい」という回答はできないとも言っていました。
つまり40代の肌質というのは40代になってから慌ててやっても出来上がるのではなく、20代のときからのケアの積み重ねによってできることだからです。
20代の時は特に何もしなくても肌がキレイな人はたくさんいるのですが、それがそのままのケアで40代までキープできるわけではありません。
先輩が一番効果があったと言っていたのが20代後半くらいからカウンセリング化粧品で体質をチェックしながら基礎美容液を選ぶようにしたということです。
そのお店で聞いたのが「肌質は同じ人でも必ず変化するので、20代の時の肌ケアが将来永劫最適ではない」ということで、その変化を早めに知って対応方法を変えていくことが美肌キープのコツということです。
言い換えれば「変わらない肌質を維持するには、ケアを常に変えていくことが必要」とのことです。
最初は肌ケアについて尋ねるつもりだったのですが、なんだか途中から人生訓を教えてもらっているような気分になりました。
肌だけでなく人間的にも先輩が輝いて見えるのは、そうした自分自身へのストイックさの積み重ねで美容を維持しているからなのかもしれません。