地元の彼女とはうまくいっていないとの話
「彼女がいる」宣言があってからなんとなく疎遠になってしまっていた西島さんでしたが、その後もちょくちょく一緒に話をする機会はありました。
こちらとしても露骨に避けるのはよくないと思い、社員食堂に行く時間を合わせたり仕事関係では細かく連絡をとるようにしたりと最低限の糸は切れないようにしてきたというのがあります。
かといって彼女がいる人に対してガンガン自分を押していくというのも私のキャラ的に難しいところもあって、これはしばらく待った方がいいかなと思いしばらく自粛をしてきました。
そんな西島さんとの会話でしたが、ほんの昨日にはかすかながら動きが出てきたのです。
というのもたまたま食事の時間が二人だけで一緒になったのでお昼を食べたのですが、その時に「彼女とどうやったらうまくいくのかもうわからない」というようなことを言ってきたのでした。
話を聞いてみると、いよいよしびれを切らした彼女の方が「そろそろはっきりして欲しい」という最後通牒のようなLINEを送ってきたということです。
すれ違う遠距離恋愛
一応西島さんの地元の彼女は私にとっては恋のライバルということになるのですが、話を聞いてみるとかなり同情できる部分があったりします。
というのも本当は地元の大学に進学してもらいたかったところ、希望の学校に進学できなかったということで西島さんだけが上京し、そのまま就職をしてしまったせいで全く接点がなくなってしまったということだからです。
西島さんにしてみれば将来のことを考えるならまずはしっかり仕事ができるようにしておきたいということだったようなんですが、転職をするとなったときにも地元ではなくそのまま東京の会社を選んだのが彼女にとってはかなり不信感を抱くきっかけになったんだそうです。
彼女は彼女で地元の企業に就職をしているので簡単に上京引っ越しをするというわけにもいかず、ズルズル数年が経過してしまったということです。
なんてアドバイスをするのがいいのかわかりませんが、確かに早めにはっきりさせたほうがいいんじゃないかなということは感じました。