数字に強いことを珍しく褒められた!
私が今の経理職を長く続けることができているのは、昔から数字の計算が得意であったということが大きかったりします。
もっとも私が得意なのはもっぱら暗算などの計算の方で、高度な数学や化学についてまで得意というわけではなかったので理系に進むということはせず現在のような事務職につくことを選びました。
私自身がそうだったせいもあってつい周囲も同じような適性の人が経理の仕事をしているのかな、と勝手に思い込んでいたのですが実際には経理の仕事をされている人の中にも計算が苦手という人が相当数含まれているということに気が付きました。
しかもそれだけでなくなんとなく「計算が早い女性ってなんか“計算高い”みたいじゃない?」といったよくないイメージで言われることもあって、自分の方から計算が好きですとはあまり大きな声では言えないような状況が続いていたりもしました。
女性同士のイメージでもそうなんだから男性からの視線ももしかしたら同じようによくない方面なのかなというふうにも思っていたところです。
ですが先日誘われて参加をした会社の飲み会で、数カ月前に新しく中途採用で転職をしてきた男性と話をして意外な評価をうけてしまったのです。
その男性は私のいる経理部とは異なる別の部署なのでそれまで接点はなかったのですが、経理の仕事で計算を早くやっているのを見るとすごく感心するといったようなことを言っていました。
計算が早い女性は結婚相手候補になれますか?
私を含めて会社の飲み会に参加をしたのはだいたい同年代の人たちばかりで、それぞれ結婚を意識する年齢でもあることから自然と「結婚相手に求める条件」のような腹の探り合いのような話題になりました。
さすがに「年収は●●万円以上じゃないとダメ」といった露骨なことは出てきませんでしたが、それぞれ「顔が自分のタイプ(毎日顔を合わせるから)」や「料理・家事がうまい」といったことが結婚を意識する相手に求めることということで何人もの口から出てきました。
その席に顔を出していたメンバーには私の他にも経理部の人もいて、そこから「経理の仕事を普段からしていると、お金について細かく管理しそう」といった話題になりました。
他の男性が「管理をしっかりしてくれるのは嬉しいけど、小遣いの使いみちとかまで細かく言われそう」といったことを話している中で、その新しく入った男性だけが「自分がルーズだからしっかりと管理をしてくれる女性はポイントが高い」というようなことを言ってくれました。
計算が早い女性についても「大歓迎」とのことで、できるだけ表情には出さないようにしていたものの、私は内心花吹雪が舞うほど気持ちが高まっていたのでした。
もう少し話しても良かったかな
これは私の悪いクセなのかもしれませんが、そうした発言をすごく嬉しいと思っていたものの、その会の中ではその気持ちを上手に相手に伝えることができませんでした。
言いたいことを考えているうちに会がお開きになってしまったという言い方の方が正しいのですが、私の中でその人がかなり気になる人候補として急上昇しました。
次にまたチャンスがいつあるかわからないのですが、今後はもうちょっとよく話して仲良くなれたらいいなと思っているところです。