誘い

彼から食事に誘われる

3度目のデートでいよいよ決まるか?

2回めのデートで彼女がいることが判明した西島さんでしたが、なんとつい先日3度めのデートに誘われてしまいました!

以前から地元の彼女とはうまくいっていないことは聞いていたので、もしもう一度私を誘うということがあればきっとそれは彼女との関係をはっきりさせたあとかな?というふうに思っていました。

彼女から最後通牒を受けた西島さんがどういうふうに出るか聞きたいけれども聞けない状態が約1ヶ月くらい続いたところ、突然にLINEで次の休日の予定について尋ねてくるという動きがありました。

最初は何か仕事でもあるのかな?ととぼけたことを思っていた私でしたが、行き先の候補となっていたのがおしゃれな有名店での食事だったので「これはまさか」と期待度は急上昇です。

できるだけ平静を装って

正直に今の気持ちだけを言えば、どうせ誘ってくれるんだったら先に彼女と結局どうなったかということを言ってほしかったなというのがあります。

ですがだからといってお誘いをしてくれた時点で「どうなったの?」とはっきり聞いてしまうのもなんだかちょっと図々しいかなという気がしました。

もし彼の方で本当に付き合いたいとか思ってくれているなら、きっと食事中なんかに何らかのアクションがあるはずなのでそれを先回りするのも恋愛テクニック的にはNGでしょう。

誘いを受けるときにはできるだけ平静を装い、自分なりに舞い上がったところを見せないようにしたつもりなんですけど、うまくいってくれればいいなと思います。

うまくいってない様子

地元の彼女とはうまくいっていないとの話

「彼女がいる」宣言があってからなんとなく疎遠になってしまっていた西島さんでしたが、その後もちょくちょく一緒に話をする機会はありました。

こちらとしても露骨に避けるのはよくないと思い、社員食堂に行く時間を合わせたり仕事関係では細かく連絡をとるようにしたりと最低限の糸は切れないようにしてきたというのがあります。

かといって彼女がいる人に対してガンガン自分を押していくというのも私のキャラ的に難しいところもあって、これはしばらく待った方がいいかなと思いしばらく自粛をしてきました。

そんな西島さんとの会話でしたが、ほんの昨日にはかすかながら動きが出てきたのです。

というのもたまたま食事の時間が二人だけで一緒になったのでお昼を食べたのですが、その時に「彼女とどうやったらうまくいくのかもうわからない」というようなことを言ってきたのでした。

話を聞いてみると、いよいよしびれを切らした彼女の方が「そろそろはっきりして欲しい」という最後通牒のようなLINEを送ってきたということです。

すれ違う遠距離恋愛

一応西島さんの地元の彼女は私にとっては恋のライバルということになるのですが、話を聞いてみるとかなり同情できる部分があったりします。

というのも本当は地元の大学に進学してもらいたかったところ、希望の学校に進学できなかったということで西島さんだけが上京し、そのまま就職をしてしまったせいで全く接点がなくなってしまったということだからです。

西島さんにしてみれば将来のことを考えるならまずはしっかり仕事ができるようにしておきたいということだったようなんですが、転職をするとなったときにも地元ではなくそのまま東京の会社を選んだのが彼女にとってはかなり不信感を抱くきっかけになったんだそうです。

彼女は彼女で地元の企業に就職をしているので簡単に上京引っ越しをするというわけにもいかず、ズルズル数年が経過してしまったということです。

なんてアドバイスをするのがいいのかわかりませんが、確かに早めにはっきりさせたほうがいいんじゃないかなということは感じました。

恋愛相談うけちゃった

まさか恋愛相談を受けることになるとは

初デートがかなりいい感じで終わったので、個人的には「これは脈ありだな」と勝手に数日舞い上がっていた私でしたが、そこにまさかのどんでん返しがありました。

初デート以来ちょくちょくメールやLINEでメッセージを送りあっていたのですが、その時には彼女の存在を匂わせるようなことがなかったのでてっきり確認もとらずに「彼女ナシ」だと思い込んでしまっていました。

しかし二回目のデートのような形で休みの日に一緒に話題のカフェに行ってみたところ、突然に「彼女とどうしてもうまくいかなくて」という話題を持ちだされてしまいました。

「え?彼女?」とかなりびっくりして反応したせいで若干声が裏返ってしまったくらいです。

内心の動揺を必死におさえつつ詳しく話を聞いてみると、どうも彼女といっても地元に残してきた高校からの同級生らしく、仕事が忙しいこともあって年に1~2回くらいしか地元に帰らない西島さんに彼女の方でかなりの不信感を抱くようになってきたということらしいです。

相談を受けながら、彼女さんも大変だなと思ってしまったのは内緒です。

恋愛相談をされたということは?

彼女なしだと勝手に思っていたので、ハッキリ本人の口から「彼女が」という言葉を聞いたダメージは相当でした。

ですがそこで思い直したのがどうして私にそういう相談をしたのか?ということです。

ものすごくポジティブに考えれば、これから私と付き合いたいと西島さんが思っていて、だけど付き合ってから二股になったことがわかるのはよくないと思って打ち明けてくれたということになります。

ですが悪く考えれば付き合いたいわけじゃないので先に「彼女がいる」といって牽制をすることでそれ以上の関係を期待させないようにしたということにもなります。

せっかく心の距離が近くなったように感じていたところだっただけにショックがまだふっきれずにいます。