職務経歴書を作成するポイント

下準備から

先日のことですが、登録をしていた就職支援サイトから
いくつか求人の情報をもらいました。

その中のいくつかは私があらかじめ出しておいた
条件(就業時間、残業、地理的条件など)にあったものだったので、
まずは書類を提出してみることにしたところです。

キャリアコンサルタントさんのお話では、
転職の場合は履歴書と一緒に職務経歴書を添付しないといけないということです。
職務経歴書とは、それまでの勤務経験でどんなことをして、
どんな知識や経験があるかを伝えるためのものだといいます。

私はそのことを聞いたとき、ちょっとうなってしまいました。
なにせ、私はというとそれまで経理の仕事を真面目にやってきた以外に、
特別に何かすごいプロジェクトに参加したとか、そういうことは一度もなかったからです。

キャリアコンサルタントさんに
「書けないかもしれません」とちょっと泣き言を言ってみたところ、
参考にできるページがあるからそういうところを読んでみるといいと、
職務経歴の記事を紹介している記事を紹介されました。

覚えておくポイント

職務経歴書を書く前に大切なのは、
まず自分が関わってきた業務を一つ一つ思い出してみて、
そこから何を学んだかなどをしっかり分析していくということです。

特に経理での転職をするときには、
それまでどのくらいの範囲の経理業務を担当してきたかどうかが大きく問われるので、
できる業務を細かく並べていくようにした方がよいとありました。

上のページの例で見ると、
単純に「月次決算」「年次決算」とまとめてしまうのではなく、
「売掛・買掛金管理」「試算表作成」「決算資料」「法人税・事業税申告」といったふうに、
細かく項目を分けて説明するという方法です。

言われてみると、私が担当している業務は普段は、
なんてことはない領収書などの打ち込み業務ですが、
月末や年末などには株主総会のための資料を作成するのを手伝ったり、
法人税の申告書類を作ったりしてきました。
そのことを書いてみると、意外とそれらしい書類にすることができることに気が付きます。

一通り作成が終わったので、
まずはキャリアコンサルタントさんに一度見てもらうことにしました。

担当のキャリアコンサルタントさんは大変親切な方で、
私の作成した書類について改善点をわかりやすく教えてくれたのです。

しかも、かなり経理の業務について詳しい方らしく、
私の言い方の間違いや確認点なども指摘してくれたので、
より客観的な視点で作成ができたと思います。

経理と会計ソフトの種類

お勧めのソフト

先日から求人情報を案内してもらっている就職支援サイトから、
「使える会計ソフトは何かありますか?」という連絡を受けました。

最近ではパソコンを使って経理業務を行う方が当たり前になってきたので、
使ったことのある会計ソフトについて、
面接前に確認をしておきたいという企業もあるのだそうです。

私が現在勤務している会社は非常に大きなところなので、
会計に関わるソフトは私の入社以前に独自に開発をしたものでした。
キャリアコンサルタントさんにそのことを話したところ、
「ソフトで管理をしてきたということなら、
他のソフトもそれほど大きく違わないので大丈夫」と言われました。

そうは言われても気になるもので、
試しに会計ソフトにはどんな種類のものがあるかをちょっと調べてみることにしました。
会計ソフトの中にはテレビCMなんかでよく名前を聞くものもあるのですが、
どれが一番便利で汎用性が高いのでしょうか?

有名な会計ソフトをいくつか並べてみます。

勘定奉行(https://www.obc.co.jp/bugyo/kanjo
PCA会計(http://www.pca.co.jp/area_product/prokai.html
弥生会計(http://www.yayoi-kk.co.jp/products/account/index.html

三大ソフトの機能性

他にも大型家電量販店などでは980円で買えるような安いソフトも見かけます。
ですが、今のところ中小企業向けの会計ソフトとしては、
だいたいこの3つのどれかが採用されていることが多いようです。

この3大会計ソフトを比較してみると、
一番ソフトの価格が高いのは勘定奉行です。
次に高いのはPCA会計でこのふたつはそれほど価格に差がありません。

弥生会計は上2つよりもぐっと価格が下がるので、
あまり会計ソフトにお金をかけたくない企業などでは
弥生会計を使っていることもあるようです。

3つの中でもっとも有名な勘定奉行が会計ソフトとして優れているのは、
カスタマイズ製が高いという点です。

購入は単純にポンとソフトを一本買えばいいというわけではなく、
販売協力店にサポート業務を提携して、
定期的なメンテナンスをしながら使うようになるようです。

ただし、使いやすさという点でみると弥生会計が一番という評価もあるようです。
普通に経理業務をするときにはどうしても簿記の基本的な知識が必要となりますが、
弥生会計の場合はあまり細かい知識がない人でも
簡単に経理ができるように開発をされています。

反対には、勘定奉行やPCA会計ではその企業の業態に合った
カスタマイズをしながら使用することが前提となるので、
既にある程度その会社の経理を担当していた人が使いやすくしてあり、
簿記の知識がないと少し難しい操作も含まれるようです。

経理としてスペシャリストになる道とは

二つの道

経理を続けていってスペシャリストになるには、
いくつか方法があることがわかりました。

経理といってもその会社によっては、
まかされている数字の管理の範囲はさまざまです。

また、その業種特有の帳簿の計算方法などもあるので、
一概に経理イコールで次の道が用意されているわけではないようです。
そこで、私が調べた経理としての転職サイトなどの情報をもとに、
経理職のスキルアップの方法を並べていってみたいと思います。

経理の仕事としては、どの会社でもやっているのが出張費や交通費、
諸経費などの帳簿づけです。私が今担当しているのもこれにあたります。
毎月営業さんが仕事をとってきて、
そこから売上をあげていくことで会社の利益が生まれるわけですが、
その利益をつくりだすためにどのくらいの諸経費用が
必要になるかを数字として計算するのがこの帳簿付けの仕事です。

しかし、中小企業など経理業務と事務・総務の業務が一体化している会社などでは、
それに加えて備品の整理は購入、接客などを担当することもあります。
反対に、経理として扱う数字の範囲を広くして、
月次決算や年次決算の計算処理や、税務署への申告書類の作成、
または社員の給与や社会保険などの計算まで担当をしている場合もあります。

経理の権限が強い会社によっては、
財務諸表の作成を完全に経理課として担当していて、
経営会議や戦略会議などに参加をして意見を述べることが
できるようにしているところもあるようです。

経理としてゼネラリストを目指すのであれば、
前の事務や総務、人事関連の仕事ができる部署のある会社が向いていることになります。
反対に経理としてスペシャリストを目指すのであれば、
今度は財務担当もできるような会社に就職する方がより現実的と言えるでしょう。

経理の現状

ですが、問題なのがハローワークや求人情報誌などでは
こういう「ゼネラリスト志向」「スペシャリスト志向」という方向性までを
確認しながら就職活動ができないということです。

もし給与や就業時間などの条件があった会社が求人を出していたとしても、
このゼネラリスト・スペシャリスト志向が自分の認識と違うところであれば、
自己アピールをしても大きくすべってしまうに違いありません。

どこかにそのあたりのことをきちんと確認しながら
就職・転職活動ができる場所はないかなあ、と思っていたところ。
私は見つけてしまいました。

世の中には、転職支援サービスというインターネット上で
求人の仲介をしてくれる便利なシステムがあったのです。

経理の経験を活かして会計士へ

経理の仕事を活かして次の場所へステップアップする方法はいくらでもあり、
私が見つけたのは会計士の道でした。

会計士というと難しそうなイメージがありますが(実際に難しいですが)
意外と会計士や税理士事務所で働くというのはそこまで難しいことではありません。
経理や会計の業務をしていれば、応募条件として可能となる求人サイトが多く、
会計士としての資格がなかったり、未経験でも意外と雇ってくれる事務所があります!

資格がなくても事務所に入ってそこで働きながら会計士に必要な資格が取れる
「会計士の求人サイト」が思っているよりも多くあるのです。

こうしたことから私が今経理として働いているのは次に進むステップに役立つ!
ということがわかりましたし、今後違う仕事がしたくなったとしても、
意外と転職先があるのが経理なのだということに気づきました。

だからこそ経理として働いている人こそ
ゼネラリスト・スペシャリストとして目標は高く持っていた方が、
自分のスキルアップになっていいのかもしれませんね。