経理として面接にのぞむ

新卒と転職の面接

なんとか整えることのできた書類をメールで送ったところ、
いくつかの募集企業さんから面接をさせてもらえることになりました。やった!

ですが、就職活動をしたのはもう5年も前のことなので、
面接のときの気持ちや注意点なんてすっかり忘れてしまっています。

それに職務経歴書の件もあるので、
新卒のときと同じような気持ちではいけないのではないかと思い、
いろいろと調べてみることにしました。
すると、思った通り転職をするときの面接では、
新卒とは違ったところをポイントとされることが多いという記事を
いくつか見つけることができました。

私なりに中途採用での面接のポイントをまとめてみます。

面接ポイント

1.社会人としての常識が備わっているか
新卒の場合、ほとんどの人が正社員としての就業経験がないわけなので、
かならずしも社会人としての常識を厳密に求めているわけではないといいます。

もちろん時間を守ったり、丁寧に字を書くといった
基本的なことはできないといけませんが、
どちらかといえば「若さ」や「やる気」が十分にあれば、
それほど細かい礼儀作法については見られないこともあるようです。

その点、中途採用となる場合には、
十分に社会人経験を積んできていることが前提となるので、
新卒以上にきちんとした服装や言葉遣いといった態度が求められます。

2.年齢相応の自己分析ができているか
自己分析は新卒のときにも何度もトレーニングをしてきたことです。
ですが、社会人となって何年か過ごした人の自己分析は、
新卒時にさらにプラスアルファのものにしなくてはいけないようです。

職務経歴書でのキャリアの棚卸のように、
それまで社会人としてどんな経験をして、
そこからどんな自分の適性を感じているかなどをきちんと言葉にできなくてはいけません。

3.最後はやる気と人間性
キャリアコンサルタントさんからもアドバイスをもらったのですが、
募集をしている企業もぴったり希望のキャリアやスキルを
最初から持っている人ばかりを希望しているわけではないといいます。

年齢も関係ありますが、既に完成されている人よりも、
入ってから自社の空気ややり方によりなじむような努力をしてくれそうな人の方が、
面接時には好感度が高いとのことでした。

なぜその企業に募集をして、
どんな活動をしていきたいかを明確に話すことができれば、
多少のスキルの不足は関係がなくなるということです。

そんな点に気をつけながら、面接には真剣にのぞみたいと考えているところです。

職務経歴書を作成するポイント

下準備から

先日のことですが、登録をしていた就職支援サイトから
いくつか求人の情報をもらいました。

その中のいくつかは私があらかじめ出しておいた
条件(就業時間、残業、地理的条件など)にあったものだったので、
まずは書類を提出してみることにしたところです。

キャリアコンサルタントさんのお話では、
転職の場合は履歴書と一緒に職務経歴書を添付しないといけないということです。
職務経歴書とは、それまでの勤務経験でどんなことをして、
どんな知識や経験があるかを伝えるためのものだといいます。

私はそのことを聞いたとき、ちょっとうなってしまいました。
なにせ、私はというとそれまで経理の仕事を真面目にやってきた以外に、
特別に何かすごいプロジェクトに参加したとか、そういうことは一度もなかったからです。

キャリアコンサルタントさんに
「書けないかもしれません」とちょっと泣き言を言ってみたところ、
参考にできるページがあるからそういうところを読んでみるといいと、
職務経歴の記事を紹介している記事を紹介されました。

覚えておくポイント

職務経歴書を書く前に大切なのは、
まず自分が関わってきた業務を一つ一つ思い出してみて、
そこから何を学んだかなどをしっかり分析していくということです。

特に経理での転職をするときには、
それまでどのくらいの範囲の経理業務を担当してきたかどうかが大きく問われるので、
できる業務を細かく並べていくようにした方がよいとありました。

上のページの例で見ると、
単純に「月次決算」「年次決算」とまとめてしまうのではなく、
「売掛・買掛金管理」「試算表作成」「決算資料」「法人税・事業税申告」といったふうに、
細かく項目を分けて説明するという方法です。

言われてみると、私が担当している業務は普段は、
なんてことはない領収書などの打ち込み業務ですが、
月末や年末などには株主総会のための資料を作成するのを手伝ったり、
法人税の申告書類を作ったりしてきました。
そのことを書いてみると、意外とそれらしい書類にすることができることに気が付きます。

一通り作成が終わったので、
まずはキャリアコンサルタントさんに一度見てもらうことにしました。

担当のキャリアコンサルタントさんは大変親切な方で、
私の作成した書類について改善点をわかりやすく教えてくれたのです。

しかも、かなり経理の業務について詳しい方らしく、
私の言い方の間違いや確認点なども指摘してくれたので、
より客観的な視点で作成ができたと思います。

経理と会計ソフトの種類

お勧めのソフト

先日から求人情報を案内してもらっている就職支援サイトから、
「使える会計ソフトは何かありますか?」という連絡を受けました。

最近ではパソコンを使って経理業務を行う方が当たり前になってきたので、
使ったことのある会計ソフトについて、
面接前に確認をしておきたいという企業もあるのだそうです。

私が現在勤務している会社は非常に大きなところなので、
会計に関わるソフトは私の入社以前に独自に開発をしたものでした。
キャリアコンサルタントさんにそのことを話したところ、
「ソフトで管理をしてきたということなら、
他のソフトもそれほど大きく違わないので大丈夫」と言われました。

そうは言われても気になるもので、
試しに会計ソフトにはどんな種類のものがあるかをちょっと調べてみることにしました。
会計ソフトの中にはテレビCMなんかでよく名前を聞くものもあるのですが、
どれが一番便利で汎用性が高いのでしょうか?

有名な会計ソフトをいくつか並べてみます。

勘定奉行(https://www.obc.co.jp/bugyo/kanjo
PCA会計(http://www.pca.co.jp/area_product/prokai.html
弥生会計(http://www.yayoi-kk.co.jp/products/account/index.html

三大ソフトの機能性

他にも大型家電量販店などでは980円で買えるような安いソフトも見かけます。
ですが、今のところ中小企業向けの会計ソフトとしては、
だいたいこの3つのどれかが採用されていることが多いようです。

この3大会計ソフトを比較してみると、
一番ソフトの価格が高いのは勘定奉行です。
次に高いのはPCA会計でこのふたつはそれほど価格に差がありません。

弥生会計は上2つよりもぐっと価格が下がるので、
あまり会計ソフトにお金をかけたくない企業などでは
弥生会計を使っていることもあるようです。

3つの中でもっとも有名な勘定奉行が会計ソフトとして優れているのは、
カスタマイズ製が高いという点です。

購入は単純にポンとソフトを一本買えばいいというわけではなく、
販売協力店にサポート業務を提携して、
定期的なメンテナンスをしながら使うようになるようです。

ただし、使いやすさという点でみると弥生会計が一番という評価もあるようです。
普通に経理業務をするときにはどうしても簿記の基本的な知識が必要となりますが、
弥生会計の場合はあまり細かい知識がない人でも
簡単に経理ができるように開発をされています。

反対には、勘定奉行やPCA会計ではその企業の業態に合った
カスタマイズをしながら使用することが前提となるので、
既にある程度その会社の経理を担当していた人が使いやすくしてあり、
簿記の知識がないと少し難しい操作も含まれるようです。