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楽しみ

経理のやりがい・楽しみ

単純作業?

初対面の人などと話をしているときに仕事の話題になると、
時々「経理の仕事って楽しいの?」というような質問を受けることがあります。
気のせいかもしれませんが、どちらかというと
そういう質問をされる方は男性が多いような感じもします。

そうした質問を受けたときには、
私は「どうして?つまらなそうに見える?」という風に聞き返すようにしているのですが、
その回答になるのは大抵「だっていつも同じことしかしないでしょ?」
というような言い方です。

確かに、あまり経理業務について詳しくない人からみると、
他の仕事に較べて経理業務というのは人に言われたことだけを
淡々とこなすだけのルーチン的な仕事のように思えるのかもしれません。

私自身、新卒で就職活動をしたときには自分に特別なにか適正があるわけでもなし、
また自分でぜったいにやりたいと思っていることがあるわけでもないので、
地道にコツコツやっていけそうな経理という仕事を選んだという経緯がありました。

経理職として仕事をしていく上で、
必要な簿記の勉強などをしながら前職で仕事をしてきたわけですが、
人間関係に問題はあったものの、
仕事そのものをつまらないと思ったことはありませんでした。

以前上司と経理という仕事について話し合ったときに、
簿記の勉強をしているとおもしろいと思える部分があるというような感想を言ったところ、
「それは経理の仕事に向いている証拠だ」という風に言ってもらったことがありました。

仕事の楽しみ方

簿記の勉強では伝票の内容を見て項目別に仕分けをし、
そこから財務諸表である貸借対照表と損益計算書を作成する方法を勉強していきます。

最初は確かに細かいところが面倒で
「なんでこんなことしないといけないの?」というような
部分もないわけではなかったのですが、
続けていくうちに会社というものがどういうしくみで動いていて、
どんなふうにお金は流れているのかということがわかってくると、
次第に楽しいと思えるようになってきました。

確かに今担当している仕事はそんなに大げさなものではなく、
限りなくルーチンに近いものではありますが、
それでも自分なりに考えながら作業をしているのは楽しいものです。

これからもどこかの席で「経理の仕事って楽しいの?」と
誰かから聞かれる機会はたくさんあるかと思います。
そのときにはいつか胸を張って堂々と「経理の仕事はとても楽しい」と
言えるように自分がなれればいいなと今は考えているところです。

経理としての自信

単純作業をしているように見られる経理ですが、頭の中では様々なことを考えています。
私自身、経理として自信がつくようになったのはつい最近で、
それまでは本当にこれで大丈夫だろうか、と常に思っていました。

でもそれは経理として、一社会人としても当たり前のことなんですよね。
なんたって会社の一部となってお金について管理しているわけですから!

最近、経理発信でこの部分が無駄ではないかと提案したことがあります。
きっと他の会社でもよくあるコピー機問題です。
私が働いている会社では新しい部署が立ち上がる予定で新しくフロアを新設します。

そのためコピー機を他のフロアにあるものを移動させるのか、
はたまた新しく購入・またはリースするのかなどを話し合いました。
そこで私が一覧でまとめた、月間・年間のコピー機使用に関する費用計算と、
コピー機をレンタルするという新しい方法を提案しました。

というのもコピー機を購入するにしろリースにしろ、
オフィス用のレーザープリンター代はどんなに安くても年間50万円以上かかります。
これをどうにかできないかと毎月思っていて、調べてみたら
コピー機本体・インク代・コピー用紙代・メンテナンス代が込みで
1~2万円ちょっとということで、めちゃめちゃ経費が削減できることを知りました。

実際それを元に資料を作って上長に確認をして、そしてとりあえず
新しい部署でそれを始めるということになり嬉しかったです。
経理の私発信でこうした改革ができたということで、ちょっと自信がついたのです。