一人で悩まない方法
幸いにして私は次の経理の仕事を早めに見つけることができましたが、
中にはあまり就職活動がうまくいかず、
時間を持て余している人も本当にたくさんいると聞きます。
私ももしかしたら自分も同じようになっていたらと考えることもあり、
他人ごととはとても考えることができません。
私の友人でも、同じ時期に新卒で某大手企業に就職をしたものの体をこわしてしまい、
退職をしてしばらく休んでから仕事を探しているけれども、
なかなかうまく見つけられてないことを悩みに思っている人がいます。
久しぶりにその友人と会ったところ、
意外にも少し明るい表情をしているので何かあったの?と尋ねたところ、
最近ハローワークの中にあるグループワークに参加をするようになったといいます。
グループワークとは、ハローワーク主催する別の就職支援のための組織で
同じように職をさがしている主に中高年など
年齢の高い人が集まって交流や勉強会をすることになっているところです。
私も誘われて一度参加をしてみましたが、
そこに集まる人たちは非常に就職に対する意識が高く、
また私のこれまでの経歴とはかなり違った生き方をされている人ばかりで、
話を聞くだけでもかなり参考になりました。
通常の就職支援セミナーなどと違って、参加者同士が積極的に交流をして、
そこで情報交換や励まし合いができるようになっています。
さらにこのグループワークによって積極的な再就職を促す組織もあり、
それは「キャリア交流プラザ」と呼ばれています。
現在は主に中高年を中心としてグループによって構成されていますが、
最近は若手の就職難の方がより深刻化していることもあり、
若者だけを集めたグループも少しずつでき始めているのだそうです。
プラスの考え
その友人の話によると、
就職活動をしていて一番つらいのが孤独感に耐えることであるといいます。
就職活動がうまくいけばよいのですが、この時期の就職はかなり厳しく、
がんばっても不採用の連続となることもよくあります。
そんなときに自分への自信を失わないように、
同じような状況の人同士で情報を交換していけば、
前向きな気持ちを維持したまま明日からの就職活動にのぞむことができます。
キャリア交流プラザでは、体験的セミナーや再就職のための支援や
個別相談も行われているということで、
転職前より自分の希望にあった企業へ就くことが
できるようになった人の例もたくさん報告されています。
最近は行政での就職支援活動も、かなり進歩してきているようですね。